2003/10/06 天使現る。
とある一日の終わり。
今日もオツカレサマと、いつもの様に
ベランダの植物にオツカレサマ水をかけていた。
ついつい癖で眺めてしまう空にそのまま見入ってしまい、
ベランダに体育座りをしてしばらく流れる雲を追っていた、とある夕方・・・。
他愛はないけれど、
何にも考えなくていい
そんな無条件に優しい
わずかな空白の時間の中に
突然
・・・・天使が現れた気がした。
私にはこの時どうしてもこの雲が
羽を広げやって来た
天使に見えて仕方なかった。
天使はその羽で
真下に転がる悲しみを拾い上げながら
飛んでいるのだ
きっとあの羽の真下には
温かな安堵感に満ちた日没が訪れているのだ・・・・と
・・・しばらく体育座りのまま寓話作りに耽り(笑)
ニヤリと溜息をついて部屋に戻った、とある夏の終わり。