2002/02/06 小雨日和。
久しぶりに撮る写真は何故だか、雨にうたれた
植物ばかり。
必要以上に近づいて今まで見なかった表情を知る。
吸う息も
私の高さと
地面すれすれの高さでは全く違う事も知る。
人差し指の先ぐらいのちっちゃな花。
雨に濡れて、儚げで、こわしてしまわないように
大切に近づく。
近づきすぎてまた知る、この花の香り。
香りがあるとも知らずにいた、この花の香り。
さてこれは何の葉でしょう?
正解はブロッコリー。
滴が宝石みたくて思わずシャッターを切る。
もしも、この輝きを固めてしまう事が出来たら、
きっとポケットなんかに入れていつも大切に
持ち歩くんだろうなぁ(笑)
枯れゆく花と最後の記念撮影。
咲き始めた花より、息をのむ美しさがあった。
これは言葉には出来ない。
時々こうして言葉に出来ないものに出会えると
ただただ嬉しくなる。