帰りの下り坂では
いつも
闇に吸いこまれて
消されてしまうような気になる

生きてることを確かめるみたいに
君の名前を
呼んでみる

守れなかった約束の中で
自分を守るための
答えを探す道のり

言葉だけじゃ足りないくらい
孤独だった事を

解っていて
君の側にいると
信じていたこと

白い息追いかけるように
帰り道を急ぐ

何処へ帰りたいとも
思えないまま


                  suguri.
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