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 Little Trern  (ブックニューマン作・五木寛之訳・リサダークス絵・集英社)

ある日、よく行く書店でこの本を見付けた時は「何て綺麗な本だろう」そう思いました。
でもカバーが気に入っただけで買うのもなぁ・・と思い、内容も知らないまま書店を後にし、
・・数日後、この本の特集をテレビで見て、すぐにまた同じ書店に駆け込みました。

この本はある日突然空を飛べなくなってしまったアジサシという鳥が主人公。
そのアジサシが再び空を飛べるようになるまでのお話です。
当たり前のように出来ていたことが突然出来なくなってしまい、「飛べなくなった」
そう思い続け、何年も生活していた私は、このアジサシが自分自身と重なったりしました。
結末を強要しない、シンプルだけど、読む毎に答えを積み重ねてくれそうな1冊。